8月5日は発酵(はっこー)の日だそうです。
工業技術総合センター食品技術部門と県酒造組合では、酒造技術向上のため長野県内の若手技術者を対象とした日本酒醸造の技術講座を開催しています。
6月に醸造タンクに仕込んだもろみは、酵母の働きによって15%程度までアルコール濃度が上がります。このもろみを清酒にするために、まず、タンク内のもろみを布の袋に移し自然に滴り落ちる清酒を集める「袋吊り」を行いました。この方法では圧力をかけずに搾るため雑味が少なく香り高い最高級の清酒を採ることができます。
次に、袋吊りに使ったもろみを回収して圧搾機械でもう一度搾り、集めた清酒を瓶に詰め、殺菌と酒質の安定化のために加熱する「火入れ」を行いました。
どんなお酒が出来上がるでしょうか。楽しみですね。