インタビューさせて頂いたのは、長野県在住、主婦の丸山直子さん。丸山さんは、以前長野県職員として発酵食品をはじめ様々な長野県の食に携わるお仕事をされていたそう。現在はその経験を活かし、ご自身で味噌作りや漬物を漬けるなど、健康的な暮らしを営まれています。元気で若々しい丸山さんに、発酵食や健康な食生活の秘訣を伺ってきました。
食生活向上のきっかけ
丸山さんが以前勤務されていたのは、長野県農業改良普及センター。農家の方々と連携し、経営や技術の支援を行う所です。丸山さんは、味噌や漬物、ヨーグルトなどの発酵食品の指導を担当されていたそうです。また、長野県の郷土食やお料理の普及を目的とした一般向けのセミナーを行うなど、長野県の「食」に関する様々なお仕事をされる中で、ご自身やご家族の食生活にも気を遣うようになったとのことです。
大豆栽培から行う味噌作り
10年ほど前、長野県職員の有志により「手前みその会」が発足されました。長野県の遊休農地(耕作に利用されていない農地)を活用を目的とし、大豆を栽培・味噌を一から作るという取り組みです。丸山さんは県職員を退職されてからもこの活動に積極的に参加し、毎年、会の仲間達と協力して味噌を作っています。夏前に種を蒔き、秋に収穫した大豆で味噌を作り、ご家庭の食卓にオール国産の美味しい味噌を使った料理が並びます。「自家製のお味噌は市販品より美味しい」と丸山さんは笑顔で教えてくださいました。
自家製の発酵食品を取り入れた食生活
「手前みその会」で作られる味噌は、1度に500キロにも。丸山さんのご家庭には60キロほどがやってきます。丹精込めて作った自足のお味噌は定番のお味噌汁は勿論、様々なアレンジをして食卓にのぼります。鶏肉の味噌漬けや、自宅のお庭で栽培した唐辛子を混ぜた辛味噌が特にご家族にも好評とのこと。丸山さんは味噌の他にも様々な発酵食品を日々の食事に取り入れているそうです。特産の野沢菜をはじめ、長年にわたり自家製の漬物を漬けているという丸山さん。丸山さんのお母様、お祖母様も漬物を漬けていたそう。代々受け継がれる家庭の味として、食卓に漬物が並びます。
元気な発酵人!
発酵食品を日常的に取り入れた健康な食生活を送られている丸山さんは、お肌も綺麗。良い食生活は美容にも欠かせません。そんな丸山さんに最近のマイブームをお聞きすると、長野市が開催するディスコパーティーにご友人と参加されることだと笑って教えて下さいました。会の仲間と共に行う味噌作りや、ご友人と楽しむディスコパーティー。丸山さんの元気で若々しい笑顔の秘訣は、健康的な食生活に加え、様々な人とのコミュニケーションを楽しむ暮らしの中にあるのかもしれません。