「発酵・長寿」とは?

 

「発酵・長寿」とは

長野県は日本一の生産量を誇る味噌をはじめワインや日本酒、漬物など、様々な「発酵食品」を生産しております。これまで長野県民は、野菜をたくさん食べ、発酵食品を含む多彩な食品を取り入れた食生活を積み重ねてきました。そこで、全国トップレベルの長寿県である長野県は、発酵食品産業の振興を通じて健康長寿を目指しております。

「発酵」と「腐敗」の違いって?

似ているようで大きく異なる“腐敗”と“発酵”。微生物や細菌などの働きにより、食物が変化するという点では同じですが、食品を傷ませるなどの人のからだに良くない微生物の活動を「腐敗」といいます。一方、生物と食品の組み合わせによって、新たな栄養素を生み出すことを「発酵」といい、食物が発酵することにより、長期保存が可能になります。栄養価が高まる・消化を助ける・腸内環境を整えるといった健康面、うま味や風味が高まるといった味覚面でのメリットもあります。

長野県と発酵食品

山に囲まれ、海が無く、冬は雪に閉ざされるため、長野県の家庭では、古くから味噌、醤油、漬物、酒など、保存食として食べ物を発酵させる文化が育まれ、発酵食品が産業として発展してきました。野菜を塩蔵し漬物にすることで、冬でも野菜を食べることができ、また醸造酒が嗜まれるほか、生鮮肉の代わりに豆を発酵・加工した食品が多く摂られます。生活の中に根付く発酵食品を摂ることによる健康的な食生活が長寿県長野を支えています。

「発酵・長寿県」宣言

発酵をキーワードに、さらなる健康長寿を目指すことを目的として、長野県は「発酵・長寿県」宣言をしました。

長野県食品製造業振興ビジョンとは

【目指す姿】
長寿県NAGANOの「からだに優しい食品※」の創出・提供を核として、国内外の食市場で優位性を確保する食品製造業の実現 ※「からだに優しい食品」:美味しく健康維持・増進に役立つ食品(例:美味しい低カロリー食、高齢者用栄養食、嚥下食、機能性伝統食など)
【確保を目指す4つの優位性】
健康志向や世界基準の安全・安心など消費者(市場)ニーズに沿った的確な開発力
健康長寿やそれを支えてきた食文化・歴史・風土等の本質的な価値を活用したブランド力
世界市場への展開を加速する高いマーケティング力
農業・観光等の関連産業との連携による新たな価値の創出力
「長野県食品製造業振興ビジョン推進協議会」 団体一覧
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