多くの観光客で賑わう善光寺前に、長野県の名産品を使った美味しい創作料理が頂けるレストラン”HAKKO MONZEN”が2019年9月にOPENしました。古民家をリノベーションした古き良き建物の中は、レトロな雰囲気とスタイリッシュさが同居する、お洒落な店内。新時代のレストランで信州の食文化を発信する、代表の君島さんにお話を伺いました。
信州の食材を使用した創作レシピ
現在は地域に2店舗の飲食店を手がける君島さんですが、以前は地域野菜の卸売のお仕事をされていたそう。そこで培われた経験を活かし、新鮮でそのまま食べても美味しいこだわりのある食材を仕入れています。お店のメニューは野菜の仕入れの状況で変わるそうで、毎朝店長が仕入れた野菜に合わせてメニュー作りを行います。毎日通っても違う味が楽しめるのもうれしいポイント。長野県は縦に長く土地ごとに様々な野菜が収穫できるので、新鮮な野菜が豊富にそろいます。信州で育まれた発酵食×新鮮な食材をアレンジした創作料理が気軽に楽しめます。
アットホームなお店づくり
ご自身の“舌”と“人脈”を活かし、信頼できる若手農家さんから食材を仕入れたり、店舗運営を任せている店長もご自身で声をかけて連れてきたという君島さん。店舗のアルバイトスタッフは地元の大学生を多く採用。お店には活気があふれていて、まさに若い力で長野を盛り立てています。「ただ食事をする場所としてだけでなく、様々な人間関係の輪が広がる場所にしていきたい」と語る君島さん。お店でDJイベントを開いたり、地域の社交の場として人が人を呼ぶ愛されるお店作りを行っています。
伝えていきたい“発酵イズム”!
店内の装飾やグラスには「発酵イズム」の文字が。海外からの観光客やSNS世代の若者でも親しみやすいように考案されたこの言葉には、様々な人々に発酵食品の魅力を発信していきたい、という情熱が込められています。「発酵は、食材本来の旨味を最大限に引き出すパワーを持っているんです。」そう語る君島さんご自身も、発酵食の魅力に魅せられたと語る君島さん。地元の発酵食品メーカーとのコラボや長野県の郷土食材であるしょうゆ豆を生かしたメニュー開発をしています。現在は北信に2店舗お店をかまえていますが、ゆくゆくは北信・南信・東信・中信すべてのエリアに出店したいと語る君島さん。「長野県はエリアごとに発酵食品が異なるので地域ごとの特色を生かしたメニューを提供したい」とおしえてくれました。
元気な発酵人!
お店で行われるDJイベントは月に1回のペース。それ以外にも発酵夜会やパーティ―などのイベントも多く催されています。人との繋がりを大切にし、様々な人と積極的に交流する君島さんの明るい人柄も、お店が多くの人に愛される理由のひとつとなっています。